基本テキストの選び方
マンション管理士試験の受験対策に必要な教材は、①基本テキスト、②問題集、③六法の3つです。
このページでは、そのうち「①基本テキスト」の選び方について解説します。
●基本テキストの選び方
「マンション管理士は比較的新しい資格なので、市販のテキストはあまり充実していないのではないか」といった不安の声が聞かれますが、その点は、心配無用です。注目度の高い資格だけあって、市販のテキストもたいへん充実しています。逆に最近では「種類がありすぎて、どれを選べば良いかわかならない」といった声さえ聞かれるほどです。
そんな受験生のために、基本テキストの選び方についてアドバイスさせていただくと、出版社や監修者の知名度に惑わされることなく、あくまでも自分にとって「見やすい・読みやすい・分かりやすい」ものを選ぶと良いと思います。
<テキスト選びのチェックリスト>
- 印刷は多色刷りか(=見やすさ)
- 分量は厚すぎず薄すぎないか(=読みやすさ)
- 図表は豊富か(=分かりやすさ)
上記のチェックリストは、市販の基本テキストを念頭に作成しましたが、これは、通学・通信講座を選ぶ際にも活用することができます。
通学・通信講座のメインはあくまでも「講義」ですが、だからと言って、基本テキストの重要性が落ちるわけではありません。
学校・講座によっては、モノクロで見にくいテキスト、分量が多くて読みにくいテキスト、文字中心で分かりにくいテキストを使用しているところもあります。
通学・通信講座を選ぶ際にも、上記チェックリストをぜひ活用してみてください。
そして、基本テキスト選びに関して最後に1点。
基本テキストをそろえる際には必ず、最新版を購入するようにしてください。独学でマンション管理士試験に挑戦する受験生のなかには、古本屋で過年度版を購入する人もいるようですが、これは絶対にやめてください!
マンション管理士は不動産系の資格ですが、法律系資格の側面も持っています。つまり、法律に関する問題も多数出題されます。
法律に改正はつきものです。過年度版では「正しい」と書かれていたことが、法改正によって、今年は「誤り」になることだってありますので、繰り返しになりますが、基本テキストは必ず最新版を購入するようにしてください。